若手研究者産学連携
プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
このシーズに
問い合わせる
ビジョン
最終用途例
強み
テクノロジー
グラフェン、hBN、TMDC、CNT、BNNTなどの低次元ナノ材料を原子レベルで自在に接合し、異次元ヘテロ構造(xD-vdWH)を構築します。これにより、電子スピン、フォノン伝播、量子干渉といった次元依存の物理現象を高度に制御可能な新しい機能界面を実現し、ナノエレクトロニクス、超高感度バイオセンサ、エネルギー変換デバイスなどの革新的デバイス開発の基盤となります。
透過型電子顕微鏡や電子回折により、低次元ナノ材料のヘテロ構造における原子スケールの構造同一性を厳密に評価します。さらに、第一原理計算や分子動力学を用いたシミュレーションと実験を統合することで、異次元界面における電子スピン、フォノン、量子干渉などの機能発現を予測・実証する研究体制を確立しており、xD-vdWHに基づく革新的デバイス開発の基盤を提供します。
共同研究仮説
CNTやグラフェンを用いたxD-vdWH構造により、DNAやウイルスの単分子検出が可能な高感度バイオセンサを開発いたします。企業には評価および製品化を担当いただき、研究チームは材料合成と機能解析を担当いたします。
1D–2Dヘテロ構造を活用することにより、燃料電池や触媒の電子・イオン伝導性を向上させ、高効率なエネルギー変換を実現いたします。企業にはデバイスの評価および量産化を担当いただき、研究チームは材料合成と機能解析を担当いたします。
グラフェンやTMDCを用いたxD-vdWH構造により、従来比で約1000倍の電子移動度を実現する超高速トランジスタを開発いたします。企業にはデバイス設計・試作・評価を担当いただき、研究チームは材料合成および界面制御技術を提供いたします。
研究者
2016年3月 東京大学大学院 機械工学専攻 博士課程修了
2016年4月 東京理科大学 機械工学科 助教
2018年4月 東京工業大学 工学院 機械系 助教
2019年4月 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 助教
2022年11月および2023年9月 マンチェスターメトロポリタン大学 客員研究員 兼務
2024年4月 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 准教授
2024年10月 東京科学大学 総合研究院 未来産業技術研究所 准教授およびJST 創発研究者 兼務