2025年度公募 seeds-008-0016 - 【関東】 複数台の自律型モビリティの遠隔監視を安定的に実現させるための遠隔走行調停システム
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研究の成熟度

  1. TRL1

    基本原理・
    現象の確認

    基礎研究

  2. TRL2

    原理・現象の
    定式化

    基礎研究

  3. TRL3

    実験による
    概念実証

    応用研究

  4. TRL4

    実験室での
    技術検証

    応用研究

  5. TRL5

    使用環境に
    応じた技術検証

    実証

  6. TRL6

    実環境での
    技術検証

    実証

  7. TRL7以上

    実環境での
    技術検証

※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度

VISIONビジョン

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VISION

ビジョン

自律型モビリティを活用した物流業界の輸送力不足の解決

遠隔走行調停による複数台のモビリティの安定同時運用

近年、BtoC-EC市場が拡大しており、それに伴って物流の需要も増加しています。
一方で、働き方改革関連法案の施行によって、物流業界での労働力が不足しており、将来的には輸送力不足が見込まれております。
この解決に向けてデリバリーロボットの社会実装が進められています。
ラスト1マイル輸送の現場は住宅街の生活道路になりますが、日本の住宅街は塀や住宅の壁によって見通しが悪く、交通事故リスクの高い場所が多数存在します。
本研究では、ネットワークを経由したデリバリーロボットの遠隔走行調停を行う事で、複数台のデリバリーロボットが同時に高リスク状態になる事を回避し、
安定同時運用の実現を目指します。

USE CASE

最終用途例

複数台のモビリティの遠隔走行調停

USE CASE 01デリバリーロボットでの活用

APPLICATION

APPLICATION

住宅街での宅配ロボットの安定同時運用による配送の高効率化

複数台のデリバリーロボットに対して遠隔走行調停を行う事で、同時に高リスク状態になる事を回避し、安定した遠隔監視を実現します。

USE CASE 02自動運転パーソナルモビリティへの応用

APPLICATION

APPLICATION

観光地の回遊用モビリティでの遠隔自動運転への応用

 

 

STRENGTHS

強み

遠隔走行調停によって同時高リスク状態を回避

STRENGTHS 01

遠隔監視失敗の防止

見通しの悪い交差点等の高リスクポイントへの複数台のモビリティの同時接近を抑制する事で遠隔監視負荷を低減し、複数台での安定同時運用が実現。

STRENGTHS 02

事故防止とダウンタイム低減による配送の高効率化

複数台同時遠隔監視の安定化によって、交通事故の防止とダウンタイムの低減を実現し、配送を高効率化します。

TECHNOLOGY

テクノロジー

デジタル地図技術を基盤とした車両制御

TECHNOLOGY 01

道路のリスクを考慮した協調型車両制御の実現

これまでの研究で、デジタル地図技術を活用した自律・協調併用型の自動車安全技術の開発に取り組んできました。
自律型単独での車両制御と比較すると、自律・協調併用によって、不要な減速制御を抑制しつつ、安全性の向上を実現しています。
今回、このような技術をデリバリーロボットに応用し、複数台の車両制御を同時に最適化する事で遠隔走行調停の実現を目指します。

PRESENTATION

共同研究仮説

見通しの悪い生活道路でのデリバリーロボット実用化に向けた研究

共同研究仮説01

デリバリーロボットの遠隔走行調停システムの研究

遠隔走行調停による複数台のモビリティの安定同時運用の実現

デリバリーロボット業界の皆様、複数台同時安定運用可能なデリバリーロボットを実現すべく、一緒に共同研究しませんか?

RESEARCHER

研究者

伊藤 太久磨 東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻 講師
経歴

2021年12月 – 現在 東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 講師
2023年1月 – 2023年9月 ミシガン大学 Mcity Visiting research scholar
2019年10月 – 2021年11月 東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 特任講師
2012年4月 – 2019年9月 東京大学 高齢社会総合研究機構 特任研究員
2010年4月 – 2012年3月 日本学術振興会 特別研究員

 

2023年5月 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞
自動車技術会・日本機械学会の論文賞・奨励賞を四度受賞

研究者からのメッセージ

現場の特性を考えた研究開発を目指しています。

当研究室では、最終的に世の中で活用される技術を生み出したいと考えています。
研究段階ではいくつか理想的な環境や条件を設定する事もありますが、その想定と実際の現場の特性にズレがあると、技術の社会実装が困難になるかと思います。
そのため、ある技術が使われる現場の特性を考え、その特性を考慮した研究開発を心がけています。
新しい技術の実現に向けて、ご協力いただけるパートナーの皆様をお待ちしています。