2022年度公募 seeds-3059 - 【関東】 光の回折限界を超えた多重光渦による超高集積ニードルアレイの形成
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VISIONビジョン

VISION

ビジョン

すでにあるデバイスに、光を当てるだけで新たな機能を

最小限の投資で最大限の機能付加

光渦による突起形成はすでに、重金属、金や銀などの貴金属、シリコンなどの半導体、有機高分子フィルムなどで達成されている。多重光渦による高集積突起が形成されれば、すでに市場に出回っている製品に対して光を照射するだけで撥水、抗菌、光透過率の制御といった機能を付加できる。ファイバによる可動光照射装置などを使えばどのような構造の製品に対しても機能付加できる利点がある。

USE CASE

最終用途例

撥水構造を利用したマイクロ流路の形成

USE CASE 01有機合成、独自デザインの液体混合

APPLICATION

APPLICATION

流量調整など微細な変更にも即時に対応

撥水効果を自在にデザインした流路形成が可能である。

STRENGTHS

強み

光透過率の局所調整

STRENGTHS 01

自在にデザインした透過率の変更

ガラスやポリマーに光を照射することで局所的に透過率を制御できるデバイスが形成される

TECHNOLOGY

テクノロジー

光渦照射による螺旋波面転写

TECHNOLOGY 01

光渦によって形成される螺旋ニードル

光渦は偏光に依存しない螺旋波面に起因した位相特異点と円環状強度分布を有する光の総称である。この光を物質に照射することで、光の螺旋波面に応答したねじれたマイクロニードルを形成することが明らかとなった。また光のねじれの度合いによって、螺旋表面の制御も可能であることが明らかとなり、光の波面と物質の全く新しい相互作用を発表した論文は、本研究はTop1%論文として評価されている。

PRESENTATION

共同研究仮説

様々な企業様との対話によって、新しい可能性を探りたい

共同研究仮説01

新しい材料の提供

表面微細構造の形成を様々な材料に対して試したい

光渦はレーザーの照射によって表面構造を作成する非常にシンプルかつ様々な材料に応用可能です。企業様とのつながりによって、より広範な応用が考えられれば幸いです。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

豊田 耕平 千葉大学工学部物質科学コース(助教)

研究者からのメッセージ

様々な企業様との対話によって、新しい可能性を探りたい

光渦は簡単に発生させることができ、かつ応用可能性の非常に高い光です。ぜひ皆様とその可能性の探求をさせていただければ幸いです。