2021年度公募 seeds-1962 - 【近畿】 合理的に美味しさを創製する革新的食インフォマティクスシステムの構築
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VISION

ビジョン

合理的に美味しさを創製する革新的食インフォマティクスシステムの構築

高品質で美味しい食品を合理的に創製できるようにします!

日本の企業が製造する食品の品質の高さは、世界トップレベルであると言われています。一方で、団塊の世代の熟練技術者や開発者の定年退職によって、日本の食品企業が蓄積してきた食品開発・製造の経験やノウハウが消えゆくという懸念があります。そのような中で、今後とも破壊的な市場変化と消費者のニーズに迅速かつ的確に応えながら、世界をリードし、国際競争力を保持していくためには、一社での対応には限界があり、体系化された知見に基づき、食品を合理的に高品質化する手法が不可欠です。本研究開発では、各社が協同する際に最大の障壁となる「社外秘の流出」を防ぎながら、各社が長年蓄積してきた高度な知を集結・共用できる革新的な食インフォマティクスシステムを構築することに挑戦します。

USE CASE

最終用途例

高品質な食品の合理的な開発・製造を実現する
革新的な食インフォマティクスシステム

USE CASE 01美味しさを予測できるようにします!

APPLICATION

APPLICATION

私たちが開発した食品に対する網羅的計測技術と食品企業の長年の知見の融合

本研究開発では、私たちが開発した食品に対する網羅的計測技術と日本の各食品企業がこれまでに蓄積してきた知見を融合することで、任意の食品の原料や配合、加工条件から美味しさを予測できるようにすることに挑戦します。

STRENGTHS

強み

一貫した研究開発体制

STRENGTHS 01

網羅的計測から美味しさの予測までのすべてを担います

食品の構造や風味の網羅的計測から、AIを用いた美味しさの予測までの研究開発を一貫して行うため、データの整合性が非常に高く、食品の製造・開発に最適な食インフォマティクスシステムを構築します。

TECHNOLOGY

テクノロジー

食品の構造や風味を網羅的に計測できる世界唯一の革新的技術

TECHNOLOGY 01

食品の品質データを網羅的に取得する画期的な方法を開発

近年、私たちは食品の透明化技術を開発し、初めてグルテンタンパク質の3次元構造の計測に成功しました。また、特殊素材の高い導電性とレーザーエネルギーの効率的な熱変換により、呈味成分や香気成分を含むあらゆる吸着成分を加熱脱着・イオン化することでノイズフリーな質量分析法を世界で初めて開発しました。

PRESENTATION

共同研究仮説

世界をリードする国際競争力

共同研究仮説01

5年後、世界No.1の食品製造・開発力を!

本研究開発で取り組む食インフォマティクスシステムが完成すると、“従来の試行錯誤の繰り返し”に依存しない画期的な食品開発が可能となります。本研究開発は大きな挑戦ですが、是非、一緒に完成を目指しましょう!

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

小川剛伸 京都大学大学院農学研究科
経歴

経歴

2009年  京都大学農学部 卒業

2011年  日本学術振興会特別研究員(DC1)

2014年  京都大学大学院農学研究科博士後期課程 修了、博士(農学)を取得

2014年  日本学術振興会特別研究員(PD)

2016年  京都大学大学院農学研究科助教、現在に至る

2022年  京都大学創発PI、現在に至る

受賞

2017年  井上研究奨励賞受賞

2019年  日本食品工学会奨励賞受賞

2022年  安藤百福賞発明発見奨励賞受賞

2022年  日本農芸化学会農芸化学奨励賞受賞

researchmap: https://researchmap.jp/7000018115