高品質で美味しい食品を合理的に創製できるようにします!
日本の企業が製造する食品の品質の高さは、世界トップレベルであると言われています。一方で、団塊の世代の熟練技術者や開発者の定年退職によって、日本の食品企業が蓄積してきた食品開発・製造の経験やノウハウが消えゆくという懸念があります。そのような中で、今後とも破壊的な市場変化と消費者のニーズに迅速かつ的確に応えながら、世界をリードし、国際競争力を保持していくためには、一社での対応には限界があり、体系化された知見に基づき、食品を合理的に高品質化する手法が不可欠です。本研究開発では、各社が協同する際に最大の障壁となる「社外秘の流出」を防ぎながら、各社が長年蓄積してきた高度な知を集結・共用できる革新的な食インフォマティクスシステムを構築することに挑戦します。