若手研究者産学連携
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
近年、スマートフォン用ディスプレイやヘッドマウント型ディスプレイの用途で有機ELパネルの高輝度化・低消費電力化の要求が高まっています。そのために、三重項励起子を短時間で発光として利用する必要があり、希少金属を用いる既存のリン光材料では要求水準を満たしません。本研究で開発する希少金属フリー発光材料により、既存材料の置き換えを目指します。
強み
この一見単純な目的のために、有機合成からデバイス応用までの多分野を横断した研究を行っています。さらに、高速レーザー分光や量子化学計算、機械学習を活用することで、デバイス性能の飛躍的な向上に繋がる学理の確立を目指しています。
テクノロジー
スパコンを利用して、数万分子の励起状態計算がTDDFTレベルで可能です。
スピン–軌道相互作用や最低エネルギー交差シームを考慮した逆項間交差の速度定数の計算が可能です。
Nat. Commun. 11, 3909 (2020) https://doi.org/10.1038/s41467-020-17777-2
共同研究仮説
企業の方との繋がりを通じて、研究成果の社会還元、次世代人材の育成、ESG課題の解決に貢献したいと考えています。私達の研究・教育活動に少しでもご興味があれば、お気軽にお声がけください。
研究者
2021.10-現在 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻 助教
2019.4-2021.9 理化学研究所 創発物性科学研究センター 研究員, 基礎科学特別研究員
2017.10-2021.9 科学技術振興機構 さきがけ研究員
2015.4-2018.3 九州大学稲盛フロンティア研究センター 学術研究員(特任助教)
2014.4-2014.10 ジョージア工科大学大学院 電気計算機工学科 客員研究員
2013.4-2015.3 日本学術振興会 特別研究員DC2(山形大学)
https://www.n-aizawa.com