2021年度公募 seeds-1496 - 【近畿】 量子化学計算と機械学習による有機EL材料の仮想スクリーニング
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VISION

ビジョン

量子化学計算と機械学習を活用した有機EL材料の開発

仮想スクリーニングによる効率的な新材料探索

量子化学計算や機械学習を活用した仮想スクリーニングにより、高輝度・高効率・高耐久・希少金属フリーの有機EL用発光材料の探索を行います。さらに、候補材料の合成から光物性およびデバイス特性評価までの一貫した実験研究により、実用化を目指します。

USE CASE

最終用途例

高輝度・高効率・高耐久・希少金属フリーの有機EL用発光材料

USE CASE 01高輝度化・低消費電力な有機ELディスプレイ

APPLICATION

APPLICATION

三重項励起子から光へ高速変換

近年、スマートフォン用ディスプレイやヘッドマウント型ディスプレイの用途で有機ELパネルの高輝度化・低消費電力化の要求が高まっています。そのために、三重項励起子を短時間で発光として利用する必要があり、希少金属を用いる既存のリン光材料では要求水準を満たしません。本研究で開発する希少金属フリー発光材料により、既存材料の置き換えを目指します。

STRENGTHS

強み

理論計算からデバイス応用までの一貫した研究開発体制

STRENGTHS 01

電気エネルギーによって有機物を光らせる

この一見単純な目的のために、有機合成からデバイス応用までの多分野を横断した研究を行っています。さらに、高速レーザー分光や量子化学計算、機械学習を活用することで、デバイス性能の飛躍的な向上に繋がる学理の確立を目指しています。

TECHNOLOGY

テクノロジー

仮想スクリーニングのための要素技術

TECHNOLOGY 01

数万分子の量子化学計算

スパコンを利用して、数万分子の励起状態計算がTDDFTレベルで可能です。

TECHNOLOGY 02

逆項間交差の速度定数の計算

スピン–軌道相互作用や最低エネルギー交差シームを考慮した逆項間交差の速度定数の計算が可能です。
Nat. Commun. 11, 3909 (2020) https://doi.org/10.1038/s41467-020-17777-2

PRESENTATION

共同研究仮説

簡単な研究相談から本格的な共同研究まで

共同研究仮説01

研究成果の社会還元・次世代人材の育成・ESG課題の解決

企業の方との繋がりを通じて、研究成果の社会還元、次世代人材の育成、ESG課題の解決に貢献したいと考えています。私達の研究・教育活動に少しでもご興味があれば、お気軽にお声がけください。

RESEARCHER

研究者

相澤直矢 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻
経歴

2021.10-現在 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻 助教 

2019.4-2021.9 理化学研究所 創発物性科学研究センター 研究員, 基礎科学特別研究員

2017.10-2021.9 科学技術振興機構 さきがけ研究員

2015.4-2018.3 九州大学稲盛フロンティア研究センター 学術研究員(特任助教)

2014.4-2014.10 ジョージア工科大学大学院 電気計算機工学科 客員研究員

2013.4-2015.3 日本学術振興会 特別研究員DC2(山形大学)

https://www.n-aizawa.com